都城市制施行80周年

ウエルネス都市宣言
15周年記念事業
 

日本には、万葉の時代から自然を敬ってきた心、生活様式があります。これは、自然や環境を単に利用すべき対象ではなく共感すべきもの、共に生きるべきものとしての感性や考え方に培われています。そして、『もったいない』という言葉には、私たちが大切にしてきた『環境のわざ』の感覚が込められています。
 都城の環境の将来像『ずっと暮らしたい都城(みやこんじょ)』は、都城で生まれた人、育った人、都城に来た人、都城のことを知った人、誰もが「ずっと暮らしたい」と思える都城となることが、最も望ましい環境の姿ではないでしょうか。
 そのような中で、人がいつまでも「暮らしていける」、「暮らしたい」と思うには、経済的にも精神的にもゆとりが必要です。楽しいことも必要です。人やまちに活気があり、交流があることが必要です。まちの中でうるおいを感じられることも必要です。
 『ずっと暮らしたい都城(みやこんじょ)』を実現するため、今、私達の暮らしから『環境のわざ』を伝え、広めることを目的に、環境シンポジウムを開催します。

日 時:11月18日(木) 13時30分〜16時30分
会 場:ウエルネス交流プラザ(蔵原町)
入場無料(入場整理券が必要です)
 
 
講師:食生活研究家 魚柄仁之助(うおつかじんのすけ)氏
講演タイトル『有機的関係作りの時代』
 

【講師プロフィール】

1956年4月21日生、福岡県出身。食生活研究家。生家は大正7年創業の古典料理屋。独自の食生活を実践・研究し続け、講演・執筆などに多忙な日々を送っている。
主な著書に『ひと月9000円の快適食生活』、『大正時代の知恵に学ぶ野菜の食べ方[178]種類』(飛鳥新社刊)、『うおつか流台所リストラ術 ひとりひとつき9000円』(講談社刊)など多数。
また、人気漫画『おかわり飯蔵』(小学館刊)の原作も手がけた。
単に節約のための9000円生活ではなく、安全で美味しい食生活のための工夫が節約につながることを実践している。そこには、環境に対しての確かな目、暮らしの技が秘められ、楽しみながら、ちょっと得して、そして環境にもやさしい“イキ”なライフスタイルのあり方を示している。